3〜6歳児

『小学館の図鑑NEO Globe』知育レビュー

ペンギン学長

今回は、タブレット付き地球儀「小学館の図鑑NEO Globe」をレビューしていくよ。

ペンミー

なんだ、この丸いのは!
なんか音も流れてくる!
早く遊びたい!



どんな玩具なの?

「小学館の図鑑NEO Globe」は、地球儀とタブレットが一体型になって、世界のことをより詳しく学べる知育おもちゃになります。

対象年齢が6歳以上で、小中学校の地理や理科で学ぶような知識を、効率的かつ楽しく学ぶことができます。

「日本って思ったより小さかったんだー!」

「アオザイって、ベトナムの民族衣装だったんだね!」

といった、気づきや学びがあり、普通に大人でも勉強になるので、一緒に学んでいくと盛り上がります。

「小学館の図鑑NEO Globe」は、小学館の図鑑NEOシリーズの2020年11月19日時点では最新式で、従来では小学館の図鑑NEO Pad(生き物、乗り物)がありました。
(参考:https://www.shogakukan.co.jp/pr/neo/)

従来のものと比べると、情報量が数倍になり、タブレットだけでなく、地球儀も付属しているので、より直感的に学ぶことができます。
(その代わり、値段も倍くらいです・・。笑)

主な遊び方は、

  • 地球儀単体で遊ぶ
  • タブレット単体で遊ぶ
  • 地球儀とタブレットを連動して遊ぶ

といった方法がありますが、機能が盛り沢山のため、YouTubeに機能の概要を一通り説明した動画をアップロードしたので、文章より動画!と言う方は、以下の動画をご覧ください。

本ブログでは、もっと簡潔にこのおもちゃの特徴と知育効果について紹介します。

前半では、多くの機能がある中で、特に良い特徴残念な特徴
後半では、知育観点での評価実際に遊んでみた上での所感を紹介します。

それでは、まず、良かった特徴、残念だった特徴です。

良い特徴1:地球儀と連動するタブレット

このおもちゃの最大の特徴は、なんといっても、地球儀と連動するタブレットがあり、一体型で学べる、ということです。

地球儀本体とタブレットをケーブルで接続すると、連動して基本的に次のことができます。

  • 地球儀を回転させると、連動してタブレット側の地球も回る
  • 地球儀の国を専用ペンでタッチすると、タブレット側で国の概要ページの表示と音声ガイダンスが流れる

まさしくこれは、ハードとソフトが一体となった素晴らしい機能で、直感的に国の情報を学ぶことができます。

最近だと、Googleマップアプリなどを見て、国の情報を調べる人が多いかもしれませんが、やはりハードの地球儀の方が、国の位置関係や大きさを直感的に理解しやすいです。

そして、わざわざGoogleマップアプリを開いて新しい国の情報を見てみよう!って気にはなかなからないですよね。

地球儀を、バーン!と置いておくことによって、いつでもどこでも興味を引き立てて、学ぼうとする意思が生まれます。

良い特徴2:世界の膨大な情報を音声で!

遊んでいて驚いたのは、まずその情報の多さと、その情報に対して、音声で提供していることです!

これは、さすが様々な図鑑シリーズを出してきた小学館!って感じですね。

「中華人民共和国」みたいな漢字が多い国や文章もあるので、小さい子には音声読み上げ機能のおかげで読み取ることができます。

そして、実は国の情報だけが全てではありません。

他にも、以下のような多数のコンテンツが搭載されています

  • 世界遺産(伝統的な祭りや料理、民族衣装に関する情報)
  • 自然(世界中にある有名な山や川などの自然に関する情報)
  • 文化(伝統的な祭りや料理、民族衣装に関する情報)
  • 生き物(動物や鳥、恐竜に関する情報)
  • 地球の構造や仕組み
  • 宇宙(太陽系の惑星の情報)

良い特徴3:夢中にする工夫が盛り沢山!

他にも、子供を夢中にするための工夫が施されています。

実は、このタブレット、iPadのように写真が撮れます

例えば、インドの国の画面で、インド料理の写真を撮ると…

自分で撮った写真が国の概要ページに表示され、オリジナルの図鑑を作成できます!

他にも、ゲームやクイズアプリが30種類搭載されてます

(画像の引用:https://www.takaratomy.co.jp/products/zukanneopad/globe/)

物凄いバリエーションです。

ゲームは、小さい子でも遊べるようなシンプルなものがほとんどで、

クイズは、「この国旗はどこの国?」「この世界遺産はなんでしょう?」といった問題が出てきます。

自身で学んだ知識をアウトプットする場なので、はまっちゃいますね!

このように、子供を惹きつける様々なコンテンツを取り揃えているのですが、他のメーカーの地球儀と何が特に差別化されているかというと、

地球儀とタブレットの一体型で完結して学べること

これが大切だと思います。

他のメーカでもスマホと連携して、地球儀と組み合わせて学べるものもあるのですが、ついスマホの他のアプリをいじってしまいますよね…

このように余計なものを除外して、学びに集中できることが大きな魅力です。

地球儀と連動するタブレットで、膨大な国やその多数の情報を音声付きで、とにかく夢中に学べるおもちゃ!

残念な特徴1:ハードがひと昔前の作り

一番残念な点は、ハードの作りです。

私はハードウェアの開発もやってたこともあり、少し目線が細かいかもしれませんが、

今時のスマホやタブレットを使っている人にとっては、ストレスを感じるかもしれません。

地球儀自体には、問題はございません。

地球儀と連動してタブレットに反映されるまでの時間が若干かかりますが、これも許容範囲内です。

残念なのは、タブレットの完成度です。

このタブレットは、最近のタブレットのように指の静電気で反応する静電方式ではなく、圧力で反応する感圧式なので、仕方ないところはあるのですが、反応が遅いです。

そして、タブレット本体のサイズに対して、ディスプレイ範囲が狭すぎます(無駄に広いベゼル)。

小さいディスプレイの多めの文字量の文章が詰め込まれているので、結構読みづらいです。

加えて、地球儀本体とタブレットの接続部分。

まず、非常に接続しづらいです。

接続部分がタブレットの奥の部分にあり、ケーブルを決まった場所・向きに接続するのが、すんなりいかず、壊しそうになります。

加えて、接続できても接続されたケーブルを収納する溝の部分が微妙なため、タブレットを地球儀の設置場所に置いても、若干はみ出て、装着感が無いです。

もっと、どうにかならなかったのかなーというような作りでした。

残念な特徴2:使いにくいソフト

アプリ自体は、情報量も多く良いのですが、ソフトのボタンや画像などの配置が微妙です。

使用頻度の多い「戻る」ボタンが、右上にあるのですが、かなり隅に寄せられていて、かなり小さいボタンなので、非常に押しづらいです。

他にも、全体的にボタンが小さく隅に配置されているため、押しづらいです。

文章や画像も、小さい画面に詰め込まれているので、見づらいです。

ボタンや文章の配置を、もっと見直しても良かったのかなーと思います。

残念な特徴3:不要・不完全な機能

このおもちゃ単体で、夢中にするための仕組みは整っているのですが、知育効果の薄いアプリが入っています。

それが、ゲームで、ただタブレットを押してジャンプするだけものです。
子供は、集中力が切れるとゲームの方に走ってしまい、何のための学習環境なのか分からなくなります。

しかも、ゲーム&学習クイズページの最初の画面が、ゲームアプリ一覧のため、よりゲームに走ってしまいそうです(クイズアプリにいくためには、何回かタップが必要)。

他にも、タブレットのBGMが大きめで、集中力をかなり乱されます
音量調整はできるのですが、調整すると読み上げる音声まで小さくなってしまうので、音量バランスがあまりよくないです。

知育レビュー

8つの知能の観点レビュー

上図の通り、言語能力・自然理解力・コミュ力が中心に高められます。

まず、タブレットを通して膨大な量の日本語に触れるため、言語能力が鍛えられます。
小学校で学ぶ漢字は、ふんだんに使われているので、漢字の勉強にもなります。
他にも、世界中の言語の挨拶(例えば中国語で「ニーハオ」)を学べるため、外国語を学ぶきっかけにもなります。

次に、世界中の国や自然、地球の構造などを体系的に学べるため、自然理解力が高められます。
実際に、自然に触れることが一番ですが、前提となる知識がある方が、自然との接し方も変わり、より世界のことが好きになるかもしれません。

次に、世界の国の情報を学ぶことにより、ニュースで出てくるような世界情勢や環境問題などに興味や関心を持てるようになります。
これがきっかけに様々な対話が生まれ、コミュ力が向上します。
今後日本でも確実に、よりグローバル化の波が押し寄せます。
世界のことに無知な子では立ち行かなくなる可能性もあるので、早めに学んで損は無い知識の一つです。

※本レビュー観点の見方は、下記の記事を参照

https://pendemy.com/blog/%e7%9f%a5%e8%82%b2%e7%8e%a9%e5%85%b7%e3%81%ae%e3%83%ac%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e6%96%b9%e6%b3%95/

実際に検証した上での感想

ちょっと残念なハードやソフトの作りですが、そういう仕様だと思えば、情報量も多く、世界中の色々なことを体系的に学べるので、優れた学習おもちゃです。

実際の地球儀を見ながら、気になる国があったらタッチして、タブレットで確認することは、直感的に学べて、効率よく知識を吸収できます。

学んだ知識をクイズアプリで、大人と子供一緒に確認することができるので、家族で一緒に楽しんで学べる知育おもちゃです。

情報量も多く、高機能なためか、値段も3万円前後と高めに設定されていますが、地球儀と世界を学べる図鑑を揃えると考えると、リーズナブルかもしれません。

以上が、レビュー結果になります。

まとめ

今回は、タブレット付き地球儀「小学館の図鑑NEO Globe」のレビューでした。

地球儀とタブレットのセットで、世界のことを楽しく学べる知育おもちゃです。

色んな国のことを学んでいくことは、今後の激動の変化の時代を生き抜いていく上で必須知識になるので、この知育おもちゃで効率よく学んでいきましょう!

「もっとグローバルな子になって欲しい!」
「地理や理科が苦手だから、なんとかサポートしたい!」

そんな方は、ぜひ購入を検討してはいかがでしょうか。

ペンミー

この地球儀で世界のことを色々学んでいくー!